2012/02/17










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Realmadrid TVのインタビュー番組、レアルシリーズは特別なゲストを迎えて今年最初の放送を行う。今回の主役はロベルト・カルロス。クラブの歴史の中でも最高の外国人選手に数えられる彼が自身のクラブ所属時代を「人間としてプロフェッショナルとして成長した」と振り返り、古巣クラブを「一つの勝利や敗戦に関係なくこれからもずっと世界最高であり続けるだろう」と評した。選手は現在ロシアでプレーしているが、マドリードを恋しく思っている気持ちを隠そうとせず「いつかこのクラブに戻って来られるとすれは大きな喜び」だと言う。白のユニホームを着て11シーズンを過ごし、今もこれからもマドリディスタであり続ける。またモウリーニョを尊敬している。「どんなチーム、どんな選手でも彼が監督であることを望むだろう」。また自信を持ってこう予言している。「レアル・マドリードは今年シベーレス広場へ行く」。
レバンテ戦前のベルナベウでの記念のキックオフはキミにとってどんなものだった?
僕の人生の中で特別な一日になった。以前と全く違うもの。それまでは試合でプレーするためにピッチに立っていたんだし、今回はフロレンティーノとファンが僕のためにしてくれたんだからとても大きな表彰になった。選手たちの対応やチェンドやマノリン、ホルヘといった友人たちと再会したってこともうれしかった。僕にとってとても大切な日だった。
ピッチに続く階段を登り、すべてのファンから自分の名前を連呼されるっていうのはどんな気持ち?
ここではカマーチョやほかにも偉大なサイドバックがプレーしてきている。僕がレアル・マドリードでプレーしていた時はファンを楽しませ、できるだけ多くのタイトルを勝ち取れるようにやっていた。僕がいたときはロナウド、ラウール、ベッカム、ジダン、カランブー、マケレレ、イルクナー、シードルフといった選手たちがいて、とても楽しい時代だった。こういった選手たちとのプレーは簡単。選手としてファンから愛されるということは、その選手が一つの時代を作ったということ。僕らはベルナベウで輝かしい瞬間を過ごした。レアル・マドリードのユニホームを着るときはいつも何か優れたことをしなければならないって思っていた。何度かバルセロナとのクラシコであったようにうまく行かない時もあった。でもレアル・マドリードにいた11年の間で、僕は悲しみに勝る数の喜びをファンに与えたと思う。
ファンが総立ちで拍手を送っているのも壮観だけど、現在のレアル・マドリードの選手たちが君を尊敬している様子が分かるのもすごいこと
その日の午前中にクラブの練習場に行って、出くわした選手たちが僕をみて「何年もここにいて、たくさんのタイトルを取った彼がここにいる」って言っていた。僕はキャリアを通じて幸運とサッカーをプレーする喜びに恵まれている。多くの人たちが僕によくしてくれた。
レアル・マドリードは常に他と一線を画す存在であり続けた
選手間や選手と監督との間でいさかいがあるって話がいつも出て来るけど、それは事実じゃない。マドリードはいつも一つの大きな家族であり続けた。今ならクリスティアーノのことが語られることが多いけど、それはマドリードという家族があってのこと。1、2人の選手のことが語られる他のクラブとは違う。ここでは選手、会長、ファンとが一つの家族になっている。だからこそ、これは僕の意見だけど、レアル・マドリードは一つの勝利や敗戦に関係なく世界最高のクラブであり続ける。
一度レアル・マドリードでプレーすれば、今何が起きているか分かる?
外から見る方が物事がよく見えるもの。トルコでプレーしていたときには、マドリードを別の見方で見ていた。契約してクラブの中にいれば、その激しい流れの中で過ごすことになる。でも外からはすべてのファンと一緒に喜びと悲しみを共有することになる。テレビ観戦は見ていて体に悪い。僕はジダンやベッカムらと一緒にプレーし、ラウールやロニーをアシストし、今は現役を続けているとはいってもいちファン。今はそのことをより感じる。ボールがベンゼマに渡ると「シュート」って、または「カシージャス、止めろ」って思う。選手たちはまた別のことを思っているけど、でもひとたびファンになればクラブがいかに偉大なのかが見える。
ずっとサッカー選手になりたいって思っていた?
ずっとね。サッカーを始めるときにはどのレベルまで行けるかなんて考えないもの。それは運と持っている実力しだいだから。僕の母は、僕には何か良いことをもたらす光があるって言っていた。1981年にサッカーを始めた。(地元クラブの)ウニオン・サンジョアンでプレーしていた時には、もう僕の夢は叶ったって言っていた。それは一部チームのユニホームを着るってこと。そのあと“首都のビッククラブが現れますように”って思ってた。そしたら当時すごい選手ばかりのパルメイラスが僕を獲得に来てくれた。その2年半後にはモラッティのインテルから声がかかった。そのあといくつかの問題があったけど、その時にはカペッロがロレンソ・サンツとともに現れ、ここに連れてきてくれた。そこから僕の歴史が始まった。僕の人間として、プロとしての成長はレアル・マドリードでのこと。何者かになりたいって意志があるなら、夢は叶うもの。
当時アイドルとして誰か選手の写真を持っていた?
父と僕は“サンティスタ”で、幼いころはいつもペレやサントスの選手たちの写真を持っていた。
レアル・マドリードの選手として最初の日のことを覚えてる?
当時は髪がもっと長くて、短パンをはいてシベーレス広場に言った。写真を撮りに行ったんだけど、交通量が多い中、派手な色のTシャツを着てね。今その時の写真を見ても、信じられない。
現チームの二人のキャプテン、カシージャスとセルヒオ・ラモスは君を尊敬している。レアル・マドリードでキャプテンを務めるのは難しいこと?
難しいことなんてない。マドリードのキャプテンになるためには役目に誇りを持つことが大切で、それさえあればとても簡単。うまく行かない時に責任を持ち、タイトル獲得に向かって行く。とても簡単でとても楽しいこと。選手として最高なのはレアル・マドリードのようなチームでキャプテンを務めること。そこにプレッシャーは生まれない。もたらされるのは誇り。
あなたの代名詞になっているバナナシュートのことをジダンはこの先も忘れることはないと言っていた。彼はカベに入っていて「キックを見て枠から外れるって思った。だがすぐにゴールしたって聞いてどうなったのか分からなかった」と
分からない。たくさんの人からどう蹴ったのかってゴールのことを聞かれるんだけど。うまく説明できない。そういった人たちに僕が質問するとすれば「あなたはあのシュートを見ましたか」と、そして応えがイエスだったら、僕はこう応える「もうあのシュートを二度と見ることはない」ってね。
カシージャスから、9度目の欧州タイトルを獲得したあとトイレで泣いていたら君が付き添ってくれたと聞いたんだけど、そのことは覚えてる?
それぞれに自分のフィーリングがあるもの。彼はその試合で素晴らしいセーブをしていたんだからイケルに泣いて欲しくなかった。僕らと一緒に祝い、シャンパンを飲みながら楽しんで欲しかった。僕はそれ以前に大事な試合を何百試合もやり、タイトルを獲っていた。だからああいった瞬間は喜びから泣くべきだけど、彼は試合後思い詰めているように見えた。だから彼に言ったのは「僕らはクラブにとってすごく大切なタイトルを獲ったばかりなんだからみんなで楽しもう」ってこと。
君にとってレアル・マドリードで一番幸せだった日とは?
すべて。当時の練習場、ラ・パスから今のバルデベバスまでの時代。スペイン中や世界中を旅して、またプレシーズンでは中国や日本へも行った。これまでも、そして今もサッカーに生きている日々はとても重要でうれしいもの。
現在のレアル・マドリードで自分がプレーする姿を想像することがある?
時々テレビで試合を見ていると、どうして僕があそこにいてロングパスを受けていないんだろうなんて考えることがある。僕は逆サイドに展開するロングパスが好き。当時のベッカム、今ならシャビ・アロンソがやっているようなね。なんでクリスティアーノにアシストしていないんだろう、ベンゼマからラストパスを受けてないんだろう、セルヒオ・ラモスと楽しんだり、ケディラ、エジル、カカー、マルセロと一緒にやっていないのか、などなど。頭の中でいろんな考えがよぎる。
あの試合で得点したクリスティアーノが、君にゴールを捧げるシーンもあったようだけど・・・
何かあったみたいだね。ロッカールームで彼と話した。彼のようにボールを蹴れる選手はそんなに多くない。彼が僕に言ったのは、ああいったゴールは僕ら二人にはできるってこと。ベッカムも彼独特の蹴り方があった。クリスティアーノは怪物だよ。
あなたがバルデベバスを訪れた時に最初に迎え入れ、興奮していたのがモウリーニョだった
僕はこれまでのキャリアでカペッロやデル・ボスケといった監督と知り合ったけど、世界最高の監督を問われたらモウリーニョを外して考えることはできない。彼は凄い実績がある。あらゆるチーム、あらゆる選手が彼を監督にしたいはず。彼とは2、3年前に彼がチェルシーにいた時に話して素晴らしい人物だって思ったけど、今はより彼のことを知ることができた。
これまでの選手キャリアの中で監督といっしょにやりたかった?
できることならね。でも僕が働いているクラブで監督として、ということでもいい。彼は偉大な人物で、自身の責任を受け入れるスタイルとやり方を持っている。それは選手にとってとても良いこと。クラシコで負けたときには彼が先頭にたち選手を落ち着かせ、直接話した。多く人たちが彼を非難するけど、そういった姿勢を取る監督はそれほど多くない。
今シーズンのレアル・マドリードをどう見てる?
いい状態だと思う。国王杯の現王者で、リーガでは調子が良い。ヨーロッパでは準決勝、決勝と進み、王者になるための要素のすべてを持っている。国王杯はもう去年獲った。リーガでは勝ち点差10があってチャンピオンズではCSKAと戦う。あのチームのことは知っていて、第2戦がホームということで、勝ち抜けへの問題はないと思う。
CSKAとのチャンピオンズリーグの対戦をどう見てる?
CSKAはドゥンビアと素晴らしいパートナーを組んでスピードとレベルの違いをみせていたワグネル・ラブを放出した。モスクワの試合はより難しいだろう。スタジアムはいっぱいになるだろうし。でも第2戦はホームだから問題ないだろう。
モスクワの寒さにはどう対応すればいいと思う?
マドリードのほうが寒いと思う。体感温度が違うんだ。氷点下19—24度にまでなると言われているような寒さは感じない。僕はキエフでマイナス11度を経験したけど、すごく寒かった。でもそれより問題になるのは人工芝。寒さは心配するほどのものじゃない。
今年チームはシベーレスに行くと思う?
あまり多くのことは言うつもりはない。もう少し待たないと。でもそのことに疑いはない。
